深圳の娯楽施設

深圳には、各種テーマパークはじめ、娯楽スポットは多数あります。また郊外には、意外と自然も多く、週末は、近郊の山や海は、多くの深セン市民でにぎわっています。

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テーマパーク

世界の窓(世界之窗)

深圳の代表的な娯楽スポットとして、まず紹介されるのが、この「世界の窓(世界之窗/shi jie zhi chuang)」ではないでしょうか。

エッフェル塔やタージマハルなど、世界中の有名建築が、現物の1/50サイズで、一同に介しているというのは、なかなか壮観です。一回りすれば、ちょっとした世界一周旅行気分になります。

また屋内スキー場、スケートリンクも併設しており、南国深圳で、年中ウィンタースポーツが楽しめるのも、嬉しいところですね。

場所:地下鉄「世界の窓(世界之窗)」駅下車

中国民俗文化村・錦繍中華/ミニチャイナ

中国には、人口の92%を占める漢民族の他に、55の少数民族がいると言われています。

我々が、普段、目にする機会が少ない、少数民族の生活や芸術を紹介しているテーマパークが「中国民俗文化村」です。

園内には、各民族ごとのブースがあり、民族衣装に扮した人たちが、民謡や踊りを披露してくれます。

また、園内最大の見ものは豪華な舞踊ショーです。ショーが終わると、民族衣装で着飾ったモデルさん達と並んで写真撮影ができます。

一方、錦繍中華(ミニチャイナ)は、民俗文化村と同じ敷地内にあり、こちらは、故宮、万里の長城、兵馬俑など中国の主要な世界遺産建築を再現したものです。チケットは中国民俗文化村と共通です。

場所:地下鉄「華僑城」駅下車

歓楽谷(ハッピーバレー)

歓楽谷(欢乐谷/huanlegu)」は、中国風ディズニーランドともいうべきテーマパークです。

園内はアニメ城、冒険山(アドベンチャー・マウンテン)、
歓楽島(ハッピー・アイランド)など、いくつかのエリアに分かれています。

また、最高1.2mの人工波がでるプールや、ウォータースライダーなど10余りの水中施設があります。

場所:モノレール「歓楽谷」駅下車

ちなみに、モノレール「歓楽幹線(ハッピーライン)」は、上記のテーマパーク(世界の窓・中国民俗文化村・錦繍中華・歓楽谷)を巡回するとき便利です。駅は全部で7つあり、環状線を25分で1周します。1日に何回でも乗り降りできます。

東部華僑城

深センのテーマパークの中で、比較的新しいのが、「東部華僑城」です。

東部華僑城は、自然、エコをテーマに打ち出した、エコロジカル観光リゾート都市です。

園内はいくつかのゾーンに分かれており、スイスのインターラーケンを再現した「茶渓谷」をはじめ、高さ40mの人口の滝がある「大侠谷」、総床ガラス張りの空中通路など360度のパノラマ世界を体感できる「雲海高地」などがあります。

チケットは「茶渓谷」「大侠谷」で分かれており、共通割引もあります。

場所:塩田区大梅沙東部華僑城(大梅沙・小梅沙付近)

中信明思克航母世界(ミンスク)

かつて「ソ連軍事力の脅威」の象徴として極東に君臨した、空母(明思克)ミンスク。

そのミンスクが、中国初の軍事テーマパークとして復活を遂げました。

サッカー場3つ分ともいわれる、飛行甲板には、戦闘機や模型のミサイルなどが展示されており、軍事オタクはもちろん、一般人でも、その威容に圧倒されるはず。

場所:塩田区沙頭角(市内よりバスで30分) 2020年頃、地下鉄が開通予定。

動物園・植物園

深圳野生動物園

深圳にも動物園があります。

深圳野生動物園」は、深圳郊外「西丽」にあり、広大な敷地の中には、300種以上1万頭近い動物が飼育されています。

動物区、猛獣区、ショーエリアに分かれ、猛獣区では虎、ライオンなどの動物が放し飼いされている中、バスに乗って見ることもできます。

また、動物との記念撮影や、動物レースなどの動物ショーも行われています。

場所:地下鉄7号線「西丽湖」駅下車

仙湖植物園

深センで山にのぼるというと、東の方だと、だいたい梧桐山(wu tong shan)になると思います。

梧桐山は、深圳最高峰(標高944m)で、深圳市内からのお手軽登山スポットとして市民に親しまれています。

そんな、梧桐山の自然景観をそのまま生かした広大な植物園が「仙湖植物園」です。

園内はパームバーデン、砂漠植物区、化石森林区など十数種の園区に分かれています。また、バーベキュー場、キャンプ場などレジャー施設も併設しています。

場所:羅湖区蓮塘仙湖路1160号(羅湖からタクシーで20分足らず。)

都市型 アミューズメント

銭櫃(钱柜) カラオケ

钱柜(qiangui)cashbox」は、量販式カラオケの有名チェーン店です。

とにかく、どの店舗も規模が大きく、一瞬、ホテルのロビーかと見間違えるほど。また、食べ放題のバイキングが、必ず付いてくるのは中国らしいところでしょう。(味は全然、期待できませんが・・)

週末は込みますので、予約を入れておいたほうがいいでしょう。

店舗:
福田区上步南路佳兆中心1F~4F 【福田店】
羅湖区人民南路天安国际大厦1F/5F/6F【羅湖店】

万象城スケートリンク

南国深圳でも、年中、アイススケートができます。

羅湖のショッピングセンター万象城に、屋内アイススケートリンクがあり、常に、家族ずれやカップルでにぎわっています。

面積は1800㎡とかなり大きく、南国の都心で一年中、スケートが楽しめる贅沢感を満喫できます。

場所:羅湖区万象城4階(地下鉄「大劇院」下車)など

平安金融中心 Free Sky

福田中心区にある、深セン一の摩天楼「平安金融中心の116階に、展望スポット「Free Sky(云际观光层)」があります。

秒速10メートルのエレベーターに乗ること約55秒、116階にある展望台に到着。地上541メートルから、360度、深センの町並みを俯瞰することができます。

大人200元と結構高いですが、一見の価値はあるといえるでしょう。

場所:地下鉄「購物公園」駅すぐ

文化・芸術ゾーン

大芬村

中国では、何でもコピーされてしまうのが常ですが、絵画も、例外ではありません。

ここ「大芬村(da fen cun)」は、オリジナルの絵画をはじめ、絵画のコピーなども盛んに行われており、毎日、ピカソ、ゴッホ、ルノアールといった西洋の名画のコピーが大量生産され、世界各地に輸出されています。

また、街中で、油絵、水彩画、水墨画などの絵画や画材などが、販売されているので、絵を見ながら、散策するだけでも、結構、面白いでしょう。

龍岗区布吉街道大芬油絵村(地下鉄3号線「大芬」駅下車)

自然

大梅沙・小梅沙/深圳海洋世界

深センで海といえば、やはり、大梅沙・小梅沙でしょうか。

深圳東部にあるビーチで、市内からも比較的近く、深圳市民が手軽に海水浴を楽しめる場所として、知られています。(大梅沙は無料。小梅沙は有料。)

ただ、夏場の週末や大型連休は、大混雑するので注意が必要です。

また、小梅沙には「深圳海洋世界」という水族館もあります。

場所:塩田区小梅沙(羅塩高速で羅湖からタクシーで20分。)小梅沙(上空より)

その他

中英街

深セン市塩田区の沙頭角の一角に「中英街」という区画があります。

中国のような香港のような、はっきりしない区域で、まさに知る人ぞ知るという区域となっています。

深圳側からは検問所があって、残念ながら外国人は入れません。(香港側からは、特別な理由があれば、入れるとのことですが、手続きが必要。)

なんだか微妙な地域ですが、この中英街を通って、大陸人が、香港に越境通学したりもしているようで、彼らにとっては、日常の一部にもなっているようです。