深圳のスーパー(超市)について

深圳では、地下鉄沿線のショッピングモールであれば、たいがい、スーパー(超市(ちゃおし))があり、食品から、日常用品に至るまで、何でも揃います。

ここでは、深圳における、代表的なスーパーについて、紹介してみます。

スーパーマーケット(超市)

イオン(永旺)

深圳市内で、唯一、進出している日系スーパーがイオン(永旺)です。

明るく広い通路、清潔感のある生鮮食品、丁寧な店員のサービスは、我々日本人にとっては、馴染みのあるものであり、安心感があります。

また、日本の缶詰、調味料、お菓子、コーヒーなど、輸入食品コーナーもありますし、「ポカリスウェット」「明治のアイスクリーム」「スーパードライ」「明治ブルガリアヨーグルト」等、最近は、現地生産の日本商品も充実しています。

ただ、もちろん中国なので、日本のスーパーのような品揃えは期待できません。過度に期待していると、がっかりするかもしれません。

もっと、日本の食品がほしいという方は、香港のイオンまで足を伸ばして、まとめ買いしておくのがよいと思います。日本食品は、香港のイオンのほうがむしろ安いので、交通費を使っても行く価値はあります。

ちなみに、イオンでは、毎週火曜日に「答謝日(感謝デー)」という、割引セールが実施されることがあります。商品が一律に安くなる他、特売品もでるので、一見の価値はあります。ただ、特売日は、中国人であふれかえっているので、レジは長蛇の列になることを覚悟しなければなりません。

イオン 深セン市内 各店舗

近年、深センのイオンは、海岸城やCOCOPARKといった都心から、郊外に移転している感じがあります。都心の家賃が高いという面があるのかもしれません。以下、各店舗についてです。

シティックプラザ(中信城市広場)店

深センのイオンでは、一番古い店舗です。店内は、おちついた照明の、少しおしゃれな感じになってます。

(場所)地下鉄「科学館」駅D出口から、地下商店街の通路沿いを歩くこと5分、シティックプラザ(中信城市広場)地下一階にあります。少しわかりにくいですが、一度行けば、問題ないはずです。

その他の店舗

〇新州店 地下鉄「石厦」駅または「沙尾」駅
〇東湖店 地下鉄「太安」駅
◯丹竹头店 地下鉄「丹竹头」駅
◯宝安中心店 地下鉄「宝安中心」駅

各店舗店舗情報

オーレ(Ole) 香港系


香港系の高級スーパー。

きれいにラッピングされた商品、ちょっと暗めの落ち着いた照明、ディズプレイは、他のローカルスーパーとは完全に一線を画しています。

また、肉、魚、野菜、果物など生鮮食品は、ほぼラッピングされて販売されています。また、有機野菜、高級ワインやチーズ、厚切りステーキ肉といった贅沢品が充実しているのも特徴です。あと、日本食品も割とおいてあります。

ただいかんせん、値段が割高な気がします。何か特に欲しい物があれば別ですが、普通のものをリーズナブルな値段でという場合は、他で買えばいいでしょう。

(主な店舗)

〇万象城店 地下鉄「大劇院」駅すぐ華潤中心万象城
〇ホリデープラザ(益田假日広場)店 地下鉄「世界の窓」駅下車すぐ

超級物種

最近、ショッピングモールでよく見かけるようになってきた、高級っぽいスーパーです。

コンセプトとか、品揃えは、オーレに似ているかもしれません。

(場所)華強北、COCOPARK など都心の地下街など

 

TASTE (香港系)

清潔感のある商品、明るく間取りが広い店は、イオンに近い感じ。また、価格も、高くもなく安くもなくで、日本人にとっては、かなり使い勝手のよいスーパーだと思います。

日本の商品や輸入品も、そこそこ置いています。

(主な店舗)地下鉄「国貿」駅すぐ、金光華広場地下。など

ウォルマート (沃尔玛)

アメリカのウォルマート(沃尔玛)が、深センにも進出しており、食品売り場は、つねに多くの中国人でにぎわっています。

外資ですが、品質、価格ともに、かなりローカル化が進んでおり、一般庶民向けスーパーという感じです。あまり、積極的にほしいと思えるものが無い印象です。

店員は、ジーンズにポロシャツという、いかにもアメリカンなスタイルで、イオンとは対照的なのが面白いです。

嘉里中心店(国貿駅)、蛇口店(南油駅)他、市内10店舗ほど

カルフール(家乐福)

カルフール(家乐福)も、ウォルマート同様、かなりローカル化が進んでおり、中国の一般庶民向けスーパーという印象です。輸入食材も一部、扱っています。

フランス資本が撤退したので、現在は、中国資本が引き継いでいると思われます。

中心城店(会展中心駅)、保利店(后海駅)他、市内5-6店舗ほど

メトロ(麦德龙)

会員制ドイツ系スーパー。

肉売り場、輸入ワインからバジル、ミントなどハーブ類、ザワークラフトなど、欧米系の食材を豊富に取り揃えています。

(場所)宝安北路はじめ、市内に三店舗ありますが、どの店舗も郊外にあって、イマイチいきにくい印象です。

日本食材専門スーパー

日本食材を扱う小売店というのは、日本人の多い地域でたまにみかけます。ただ、結構、なくなったり、移動したりすることも多いので、なかなか安定して、経営しにくいのかもしれません。

コンビニ(便利店)


深センにも「ファミリーマート」「セブンイレブン」「サークルK」など、日本でもおなじみのコンビニが存在します。

なかでも、日本人が一番、使い勝手が良いのが「ファミリーマート(全家)」かもしれません。

店内に入ると、一瞬、日本に戻ってきたかのような錯覚を覚えるほどです。しかし、それは店内のレイアウトだけで、商品は、かなり現地化しているため、日本にある品揃えは、ほとんど期待しないほうが良いでしょう。特に、お弁当、おにぎり、サンドイッチ、スイーツなどの類は、期待を裏切られること間違いなし!!です。(まあ、これは別にファミマが悪いんじゃなくて、ここが中国だからしょうがないです。)

あと、日本の商品は、現地生産されているものも多く、「ポカリスウェット」「明治のアイスクリーム」「出前一丁」「カップヌードル」「ポッキー」など、必ず置いてあります。

 

中国のスーパー(超市) 豆知識

中国のスーパー(超市)ですが、この数年間で、スーパーに備え付けのセルフレジ(自助収銀机)で、スマートフォンで支払う形式に変わっています。

以下、中国のスーパーで買い物するときの支払い方法をはじめ、ちょっとした注意点についてです。

支払い方法

中国のスーパー(超市)では、現在、ほとんどのスーパーで、セルフレジ(自助収銀机)の導入が進んでいます。以下、その手順についてです。

セルフレジ 手順

各スーパーによって、形式は若干異なるかもしれませんが、概ね、以下の順番でやっていけばいいでしょう。

1 認証・・画面のQRコードをスキャン(←ないところもある)
2 商品をスキャン・・下のセンサーに、商品のコードを当てていく、レジ袋も必要なら購入
3 商品の確認・・・・全商品スキャンし終わったらOKをクリック
4 支払い方法を選択・・微信か支付宝、あるいは顔認証も
5 支払い・・・・・・・下のセンサーに、自分のスマホを当てて完了

なにか不備があったら、係員に聞けば良し。逆に、自分に不備があったら、係員が何か言ってくるはずです。

係員は、商品のスキャン漏れがないか、意外によくチェックしています。あとで、係員に指摘されて、不愉快な思いをしないように、購入前に十分確認したほうがいいでしょう。

ちなみに、レジ袋は、無人機の近辺に、置いてあると思います。買うのが面倒なときは、自分で買い物袋を持参したほうがいいでしょう。

有人レジ

もし、スマホを忘れた、あるいは現金しか持ってないなどのときは、有人レジを使うことは可能です。

レジで聞かれるとすれば、「会员卡有吗?(会員券は持っているか?)」か「要不要袋子?(袋は要りますか)?」くらいだと思います。

割引

スーパーでは、値引き交渉はできません。ただ、中国人は割引が非常に好きなので、セールはしょっちゅう行っています。

例えば「买一送一(マイイーソンイー)」というのを、よく耳にするかもしれません。

これは、ひとつの商品を買うと、もうひとつタダでもらえるということです。要するに50%OFFのことです。応用系として「买二送一(マイアーソンイー)」とかもあります。(2つ買ったら、1つおまけ)

また、「8折」「9折」という文字をよく見かけるかもしれません。「(ジャー)」は、「〇割引」に相当する中国語ですが、中国では、引く方ではなく、残りに着目するので、注意が必要です。

例えば、

「9折」は「9割で売る(1割引)」

「8折」は「8割で売る(2割引)」

の意味になります。

生鮮食品は計り売りが基本

日本では、野菜や果物、肉、魚といった生鮮食品は、あらかじめ、パッケージングされて、値段付けされていますが、こちらでは、量り売りが、まだまだ多いです。

まず、野菜や果物に関しては、レジにもっていく前に、はかりで、重量に応じた価格の付いたシールを貼ってもらわなければなりません。(選んだものを、そもままレジに持っていっても、相手にしてもらえません。)

肉、魚に関しては、もう少し難しいです。肉は、基本的にはブロック肉の量り売りですが、ミンチ、薄切りも言えば可能です。魚やエビは、いけすの中から、網で救わなければなりませんので、ちょっとした

ちなみに、上記の食品はすべて、1斤(ジン/500ぐらむ)が単位となっています。
例えば、2斤は、1公斤(ゴンジン/1KG)に相当します。